1stアルバム『IKAZUGOKE』

日本のヒップホップはいとうせいこう以前に存在した!?

ラップという概念がなかった当時「音楽漫談」とされ、昭和の音楽史から黙殺されたユニットIKAZUGOKE

これは早すぎた二人が70年代に出した幻のレコードの復刻版である!(多分)

ライブ会場または北村早樹子直販からお買い求めいただけます★

 

IKAZUGOKEの初アルバム…ですが、復刻版というテイ!

復刻版特典として、現在のIKAZUGOKEが当時を振り返ったトークや、山野井譲(fromやまのいゆずる)によるリミックスも収録。

偽の回想トークと楽曲がストーリーとしてつながります!

さらにブックレットには、戦前の少女の手記「女中日記」や大衆雑誌『平凡ピンチ』コラム「暗黒の昭和史」など付録満載!

音楽だけではなく読み物としても楽しめるコンセプトアルバムです★

 

収録曲】

1トークⅠ~今夜はプレイバック~

2母に感謝(作詞飯田華子/作曲DJ.F.S.S)

3トークⅡ~老い~

4ドラッグ哀歌(作詞作曲北村早樹子)

5トークⅢ~新宿のオトコ~

6プカプカファック(作詞飯田華子/作曲北村早樹子)

7トークⅣ~お早樹の恋~

8カズノコ天井(作詞作曲飯田華子)

9トークⅤ~瞼の母~

10座敷牢の女(作詞飯田華子/作曲北村早樹子)

11罵倒

12セクシー一人旅(作詞作曲飯田華子)

*ボーナストラック*

13母に感謝(山野井譲リミックス)

14セクシー一人旅(山野井譲リミックス)

 

マスタリング:宇波拓

デザイン / CDコンセプト原案:浦崎力

リミックス:山野井譲

録音編集 / 題字 / イラスト:飯田華子

文責・ブックレット構成:飯田華子・北村早樹子

 

商品番号:WRBC-004  

JAN:4582237838640

流通:ブリッジ

発売元:わらびすこ舎

 

定価2000円(税別)

2017年11月1日発売


 足立区で発生したヒップホップのような音楽「アダチスタイル」は IKAZUGOKE によって継承され二人の掛け合いラップは進化し、 漫才と言えるまでに演芸化している。

ゆるいリズムが心地よくて、 老人〈私〉の散歩に最適である 。

末井昭(編集者・エッセイスト)

 

勝手言ってすみません …救われました――。

わたくしごとですが、昨夜、失恋しました。メールで知らされて、でも予兆があったんですよね。

それからずっと、繰り返しCD聴いてます。何十回目のプカプカファックが狛江の空に響きます。このアルバムは、今朝のわたくしの救いです。

三十路のライムが、どの曲もどの曲も、本当に今の気持ちにくる。全部わたくしが悪いんです。捻じれてます。怖いんです。

夏の終わりの絶望と52歳の男より。名盤です。

石丸元章(ライター)

 

聴いてるうちに、なにがフィクションで、 どこからがノンフィクションなのか、境界線がわからなくなる。

もしかすると、区別する必要がないのかもしれない。 手の込んだおふざけに、どっぷり浸かればいいのだろう。

鈴木智彦(フリーライター)

 

北村早樹子さんを初めて聴いたのは、ご本人からいただいた『わたしのライオン』というCDだったが、当時のぼくは仕事のためオペラと能楽という「音楽の極北」ともいえるジャンルを勉強していたこともあり、「奇妙な曲だなー」という印象をもっただけであった。

それから二年後、ふと疲れた夜にテレビをつけたら、CMに北村さんが出ていた。一瞬の出演なのに、すぐに北村さんだと気づいた。

すると頭の中に突然、『わたしのライオン』が響いてきた。これも二年前に一度聴いただけなのに。

さらにツイッターを見たら、北村さんも同じ日の同じ時間、同じCMを見ていたことがわかった。

久しぶりに連絡をとると、北村さんは飯田華子さんと「IKAZUGOKE」を発足させて、すでに「音楽の魔境」へと転進していた。

ロリータ風ながらも老成している北村さんと、セクシー風なのに童女のような飯田さん。

二人の危険なたくらみを、今では仕事部屋でこっそりと楽しんでいます。

上原善広(ノンフィクション作家)

 

日本語ラップ史に残すべき奇怪なる名盤……!!

海猫沢めろん(小説家)

 

おんなの猟奇曼荼羅、無いはずの子宮が疼くIKAZUGOKE

女たちはもちのろん、オヤジどもも必聴だYO!Bum Rap Da Show!!

鮫肌文殊(放送作家)


スタッフプロフィール

 

宇波拓

http://unami.hibarimusic.com

 

浦崎力(うらさきちから)

アニメ好き。IKAZUGOKEの2017年ツアーチラシ及び『裸の村』のチラシデザインを手掛ける。

◆2014年にMV監督作『てあしくちびる「ペリ」』で、2015年に同『ookubofactory「待合室」』で、新千歳空港国際アニメーション映画祭に参加。

◆2017年、“てあしくちびじゅある”名義で『てあしくちびる「日常」』を発表。

◆同年11月11日(とってもいい日)より同名義によるライブパフォーマンスを開始する。

◆連絡先→kemono_hashi@yahoo.co.jp

 

山野井譲

バンド「やまのいゆずる」Prog.Vo.Gt.担当。

2008年『サウンド&レコーディング・マガジン』誌上にて コーネリアス「sensuous flagments」 リミックスコンテスト入選。

サマーソニック2010出演。

吉岡里帆主演映画『イルカ少女ダ、私ハ』音楽担当・出演。

HP→ http://yamaneu.tumblr.com/expo